和歌山のスイーツコンサルタント山添利也です。
「あそこのお店といえばアレよね」 お客様にそう言ってもらえるような看板商品を持つことが大切。
そのような話はどこでもよく耳にします。
ウチの看板商品、どのスイーツが正解?
先日久しぶりに「菓子店開業の方法」というような本を読んでみましたが、やはりそんなことが書かれていました。 でも当然「このスイーツにしなさい」とは書かれていません。 意外と難しいなと思うのは、具体的に何を看板商品にしようかということです。 チーズケーキ? ロールケーキ? それともまだ誰も知らないけどアメリカで大ブームのスイーツ? 何にするかを決断しないといけません。
地方の菓子店がこの決断をするために候補とすべきスイーツは、誰もが知っている大衆商品です。 例えば、チーズケーキ、ロールケーキ、プリン、シュークリーム、バウムクーヘンなどです。
看板商品にしてはいけないスイーツとは?
一方、サンマルクというケーキ。
業界人ならご存知だと思います。 しかしお客様は知らない方が多い。 「ウチの看板商品はサンマルクです。」
「サンマルクって何ですか?」
たくさんのお客様に質問されるはずです。
これがチーズケーキだとどうでしょう。
「チーズケーキって何ですか?」という質問はありません。
マイナーなスイーツは売れない
お客様とお話する機会があるとします。 そんな時、「サンマルクとはそもそもこのような菓子でして・・・」という説明からしていたら、話すボリュームが大きくなってしまう。 大きくなってしまうということは、お客様から他のお客様にも口コミされにくいわけです。 口コミする時に、「サンマルクとは」から説明してくださるお客様はいないです。 ということは宣伝もやりにくいのです。 ということは広まらない、売れない、看板商品にはならない。
地方のお店は、誰もが知っている大衆商品を、他店より美味しくすることで勝負するべきなのです。 知っている人が少ない商品は看板商品にはなりません。 そんな商品は大手に任せておきましょう。
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